世帯別の電気代比較!それぞれ基本料金0円の新電力に切り替えるといくらの節約?

電力自由化で、一般家庭でも好きな電力会社と契約できるようになりました。「でも、今の電力会社よりも本当に安くなるの?」と疑問に感じて、切り替えていない人も多いはず。
新電力の1つであるエコスタイルでんきの「アットホームプラン」なら、基本料金はずーっと0円。さらに、20歳以下の子ども、または60歳以上のシニア世代と同居のお客様は毎月3%の値引きが契約中はずーっと適用されます。

実際に今の電気代と比較すると、どれくらいの節約ができるのでしょうか。こちらの記事では、一般家庭の平均的な電気代と、エコスタイルでんきに切り替えた場合の電気代を比較してみました。

一般家庭の平均的な電気代はいくら?

それでは一般家庭の平均的な電気代を見てみましょう。まずは、電力会社と料金プランの確認です。電気代は、電力会社と料金プランによって基本料金や単価が変わります。電気代をわかりやすく比較するために、契約条件を次のように設定しました。

居住地域:首都圏
住居形態:戸建て
電力会社:東京電力
料金プラン:従量電灯B

この条件で契約しているご家庭で、月々の電気代がいくらになっているのかを見てみます。

まずはご自宅の料金プランを確認

「料金プランの従量電灯Bって何?」と思った方が多いのではないでしょうか。
<従量電灯B>とは、東京電力が一般家庭向けに設定している料金プランのことです。東京電力以外では、北海道電力、東北電力、北陸電力、中部電力、九州電力が一般家庭向けに<従量電灯B>を設定しています。一方、関西電力、中国電力、四国電力では、<従量電灯A>が一般家庭向けの料金プランとなっています。

ただし、2016年の電力自由化に伴って、各電力会社では新しい料金プランを設定し、従来の<従量電灯B>、<従量電灯A>は新規での契約ができなくなっているので注意が必要です。

従来どおりの従量電灯プランで契約中の方は、ご自宅で契約してる電力会社の新料金プランに変更することで、月々の電気料金が節約できる可能性があります。電力会社のホームページなどで、一度確認してみることをおすすめします。

東京電力の電気料金表

東京電力<従量電灯B>の電気料金は、基本料金と電力量料金に分かれています。

基本料金は、契約しているアンペア数によって変わります。アンペア数とは、ご家庭で同時に使用できる電気量のことです。エアコンや電子レンジ、電気ストーブなど、家電を一度にたくさん使う家庭はアンペア数を大きくしなければブレーカーが落ちてしまいます。

各アンペア数の基本料金は以下の通りです。

● 東京電力<従量電灯B>の基本料金
アンペア数 料金(税込)
10A 286.00円
15A 429.00円
20A 572.00円
30A 858.00円
40A 1,144.00円
50A 1,430.00円
60A 1,716.00円

上記基本料金に加え、使用した電力量に従って料金が加算されていきます。
電力量料金は、以下表のように、3段階で1kWh当りの料金単価が変わります。

月々の使用電力量 1kWh当りの料金(税込)
第1段階料金(最初の120kWhまで) 19.88円
第2段階料金(120kWh以上300kWhまで) 26.48円
第3段階料金(300kWh超過分) 30.57円

このように、基本料金も電力量料金も、使えば使うほど単価が上がっていく料金システムになっています。月々の電気代は、基本料金と電力量料金の合計で計算されています。

※その他にも再生可能エネルギー発電促進賦課金や燃料費調整額なども含まれます。

家庭タイプ別の平均的な電気代は?

次に、世帯のタイプ別に月々の平均的な電気代を見ていきましょう。

世帯区分 1ヶ月当たりの電気代
単身世帯 5,700円
2人世帯 9,654円
4人世帯 11,761円
6人以上の世帯 16,031円
※ 独立行政法人統計センター「家計調査」(2019)より

当然ですが、一緒に暮らす家族の人数が多いほど、電気代は高くなります。特に、単身世帯から2人以上になると電気代は一気に高くなり、人数が増えるごとに少しずつ増えていきます。

エコスタイルでんきと電気代を比較

2016年4月から始まった電力自由化により、さまざまな電力供給会社と契約できるようになりました。
「エコスタイルでんき」もその1つで、今世界中で注目されている自然エネルギー100%の電気※1を利用できるオプションも用意されています。※2エコスタイルでんきは環境に配慮した電気を使用できるだけでなく、電気の使用状況によっては地域電力会社よりもお得になります。

※1 非化石証書を利用することで、通常のエコスタイルでんきの実質的な再エネ比率を調整したプランです。電源構成は従来のものと変わりません。※2 対象プランはアットホームプラン、ジョブプランのみ。

エコスタイルでんき アットホームプラン

エコスタイルでんきの一般家庭向けアットホームプランの料金はとてもシンプルです。

・基本料金:0円
・単価:25.47円/kWh

この料金システムを東京電力の従量電灯Bと比較してみると・・・

  東京電力
[従量電灯B]
エコスタイルでんき
[アットホームプラン]
基本料金 286.00~1,716.00円 0円
1kWh当りの単価 (~120kWh)19.88円 25.47円
(~300kWh)26.48円
(301kWh~)30.57円

このように、電力量単価は120kWh以下では東京電力の方が安いですが、120kWhを超えると、エコスタイルでんきの方が安くなります。つまり、2人以上の世帯で、たくさん電気を使うご家庭ほど、エコスタイルでんきに切り替えると電気代が安くなるのです。

さらに、20歳以下、または60歳以上の方と同居しているご家庭にはソーシャルサポートプランが適用され、毎月ずっと3%値引きとなります。

実際、どのくらいの電気使用量だとエコスタイルでんきの方が安くなるのでしょうか。具体的な電気使用量でシミュレーションしてみましょう。

電気代シミュレーション

月々の電気使用量を、1人暮らし(220kWh)、2人暮らし(350kWh)、4人暮らし(400kWh)の3つで比較してみると、以下表のようになりました。

● 東京電力とエコスタイルでんきの電気代比較
単位(円)
  東京電力
[従量電灯B]
エコスタイルでんき
[アットホームプラン]
世帯人数
(電力量目安 )
従量電灯B
(アンペア数)
アットホームプラン ソーシャルサポートプラン
1人暮らし
(220kWh)
5,891
(30A)
5,603 5,436
2人暮らし
(350kWh)
9,824
(40A)
8,914 8,648
4人暮らし
(400kWh)
11,639
(50A)
10,188 9,884
※ 上記料金は燃料費調整額を考慮しておりません。再生可能エネルギー発電促進賦課金は従来通り加算されます。
● 東京電力からエコスタイルでんきに切り替えた場合に節約できる金額と割合
単位(円)
  エコスタイルでんき
世帯人数
(電力量目安)
アットホームプラン ソーシャルサポートプラン
1ヶ月の節約額 1年間の節約額 節約率 1ヶ月の節約額 1年間の節約額 節約率
1人暮らし
(220kWh)
288 3,456 4.8% 455 5,460 7.7%
2人暮らし
(350kWh)
910 10,920 9.2% 1,176 14,112 11.9%
4人暮らし
(400kWh)
1451 17,412 12.4% 1,755 21,060 15.0%
※ 上記料金は燃料費調整額を考慮しておりません。再生可能エネルギー発電促進賦課金は従来通り加算されます。 ※ 削減額はエコスタイルでんきのシミュレーションに基づくもので、金額や割合を保証するものではありません。

このように、電気をたくさん使うご家庭ほど、エコスタイルでんきに切り替えることで節約率は高くなっていきます。契約アンペア数が20A以下で、電気使用量が100~200kWh程度と少ないご家庭は、エコスタイルでんきよりも東京電力の方が電気代が安い場合があります。

ご家庭の電気代を確認する方法

現在、皆さんのご家庭では、どのような電気料金プランで、月々の電気代はいくらなのでしょうか。あらためて契約内容の確認をしてみましょう。電力会社が発行する電気使用量の明細書をご用意ください。東京電力の場合、左上に「電気ご使用量のお知らせ」と記載されている用紙です。

チェックしたいポイントは、主に次の4つです。

①ご契約種別
②ご契約
③ご使用量
④請求予定金額

※ 電力会社によって表現が異なる場合がございます

①ご契約種別

契約している電気料金プランが記載されています。一般家庭向けのプラン「従量電灯B」(関西電力、中国電力、四国電力の場合は「従量電灯A」)と記載されているご家庭が多いかと思います。各電力会社が提供するオリジナルの電気料金プランになっている場合もあります。

②ご契約

契約しているアンペア(A)数が記載されています。一度にたくさんの家電を使うご家庭ほど高いアンペア数になります。最低10Aからの契約が可能ですが、単身世帯でも30Aあると安心です。度々ブレーカーが落ちることがあるご家庭は、アンペア数が足りていない可能性があるので見直しが必要です。アンペア数が上がるほど基本料金が高くなるので、ご家庭の電気使用状況に合わせた契約にしましょう。

③ご使用量

1ヶ月の電気使用量が記載されています。従量電灯Bでは、使用した電力量に従って3段階の単価が設定され、使用量が多いほど高くなっていきます。

④請求予定金額

1ヶ月分の電気代が記載されています。
内訳は、
・基本料金:契約したアンペア数ごとの基本料金
・電力量料金:電力量料金単価×電気使用量で計算
・燃料費調整額:相場で大きく変動する燃料価格を調整するための料金
・再エネ発電賦課金:再生可能エネルギーの普及・拡大のために上乗せされる賦課金
・口座振替割引額:口座振替で支払う場合は55円値引き

※ 電力会社によって各料金・割引額は異なります。

エコスタイルでんきと比較してみよう

ご家庭で支払っている電気代はおわかりになったでしょうか。それでは「エコスタイルでんき」と比較してみましょう。

エコスタイルでんき[アットホームプラン]の料金設定はシンプルです。
基本料金が0円なので、次の式のみとなります。

電気使用量(kWh)×25.47(円)

上記の式で計算した電気代と、今ご契約中の電気代(再生可能エネルギー発電促進賦課金を除いた金額)を比較してみてください。
さらに、20歳以下、または60歳以上の方と同居しているご家庭は3%引きとなります。

電気使用量(kWh)×24.71(円)

今ご契約中の電力会社とエコスタイルでんき、どちらの電気代が安くなったでしょうか?

電力会社の見直しでお得な電気代に

電力自由化によって、各ご家庭で好きな電力会社と契約ができるようになりました。
エコスタイルでんきの料金設定は他の電力会社と比較してもシンプルで、基本料金と燃料費調整額は0円、電気をどれだけ使っても同じ電力量料金単価です。
ご自宅で過ごす時間が多い方や、同居人数が多い方などは、電気契約の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

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