地球温暖化で四季がなくなる?

色とりどりの花の木
今日は ちわまる が担当します

2月4日は「立春」です。
「立春」とは、冬と春を分ける節目の日で、その文字通り「春が始まる日」のことをいいます。だんだんと寒さが和らぎ、春の訪れを期待する中、「夏は猛暑、冬は厳寒」…その傾向が年々強くなっているように感じたことはありませんか?

一方で、過ごしやすく、おだやかな春と秋の時間はどんどん短くなっているように感じます。その四季の変化も、実は地球温暖化と深い関係にあったのです。

猛暑日の温度計
ここ数年、夏に異常な猛暑が続いており、気温はどんどん上昇し続け、さらに台風や夕立、暴風雨などの異常気象が増えています。その異常現象の原因こそが、まさに地球温暖化なのです。
地球温暖化の影響により、北極付近の氷が解けることで海面が上昇し、低気圧・高気圧の動きに変化がもたらされ、夏の猛暑と冬の厳寒に拍車をかけているのです。また、その低気圧の影響で短時間の強雨が増え、しかも同じ場所で降りつづく事例も増えました。
ほかにも、花の咲く時期が変わったり、紅葉の色がきれいに出なくなったりと、地球温暖化の影響による変化はさまざまです。

地球温暖化による気候変動が、日本の四季にも影響を与え、極端な現象が増える一方で、快適な気候が少なくなっているのです。まさに、日本の「四季」が「二季」になっていくかもしれません。

日本では、春には桜、秋には紅葉を楽しんだり、旬の食べ物を味わったりして、四季折々の自然を大切に暮らしてきましたが、そういった季節の変化を味わう楽しみが減ってしまうのはとても悲しいことですよね。

色とりどりのお花畑
地球温暖化の影響で四季が見られなくなるのを防ぐために、これから何十年先、何百年先も美しい四季が見られるよう、地球環境について今一度考えてみませんか。